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GPS再捕捉操作をご存じですか?

今回は、当社のグリーンオンの距離表示について、ちょっとした操作で改善する方法をお伝えしたいと思います。

日々頂くお問い合わせの中で距離表示が違っているというご指摘を頂く事が時々あります。

その原因は様々です。勿論、ハードウェアの故障が原因の場合もありますが、多くの場合は、コースデータの誤差か、GPSステム自体の特性により生じる誤差です。GPS捕捉が完了していない状態でプレイを開始することが原因の場合もあります。グリーンオンの電源を入れてから、GPS捕捉が完了するまでには10分以上かかる場合があります。空が開けた場所で早めに電源を入れることを先ずはお勧めします。

今年は、11年周期の太陽活動のピークの年のため、太陽フレア―による電離層の変動が激しく、GPS測位の誤差を大きくしています。電離層による誤差は、衛星からの補正情報で補正はしていますが、補正が追いつかないような状況も時々発生します。残念ながら、これはGPSシステム自体の特性による限界です。GPS測位は極めて便利ですが、その限界も受け入れて上手に使いましょう。

GPSシステムの特性による誤差でもう一つ大きいのは、GPS衛星からの電波の反射波を捕捉してしまうことことによる誤差です。ゴルフ場で起きる反射波は、地面からの反射や近くの山からの反射波です。

グリーンオンには、再捕捉して反射波を除く機能があります。100%の効果があるわけではありませんが、場所を少し移動して、再捕捉すれば、解消される可能性があります。

一度お試しください。製品の種類とファームウェアのバージョンによりGPS再捕捉機能を持っていない機種も一部ありますが、多くのグリーンオンシリーズは再捕捉機能を持っております。

(GPS再捕捉機能について使用方法のページよりPDFマニュアルをご覧ください)

今回はグリーンオンミニⅡの操作画面で説明させていただきます。お試しの際はできるだけ、GPS受信環境の良い天空の開けた場所で行なってください。

メニュー画面でGPSステータスを選択し、エンターキーを押します。
メニュー画面でGPSステータスを選択し、エンターキーを押します。

GPSキャディー操作中は、“Pwr/Escキー”を押し、プレイメニューを表示させて、2ページのGPSステータスを選択します。
GPSキャディー操作中は、“Pwr/Escキー”を押し、プレイメニューを表示させて、2ページのGPSステータスを選択します。

左上の数値は現在GPSを捕捉している衛星の数、青丸が捕捉衛星の位置です。このGPSステータス画面にて、エンターキーを押します。
左上の数値は現在GPSを捕捉している衛星の数、青丸が捕捉衛星の位置です。このGPSステータス画面にて、エンターキーを押します。

エンターキーを押すことにより、現在の受信状況が捕捉数00、衛星位置の表示が消えます。このクリアな状態から再度GPSの捕捉を開始します。衛星補足数が5以上であれば、ご使用に差し支えのない捕捉数です。<br />これでGPSの再捕捉ができました。
エンターキーを押すことにより、現在の受信状況が捕捉数00、衛星位置の表示が消えます。このクリアな状態から再度GPSの捕捉を開始します。衛星補足数が5以上であれば、ご使用に差し支えのない捕捉数です。
これでGPSの再捕捉ができました。

スマートフォンにも、このようなGPSの記録をリフレッシュして、精度を改善するアプリがあり、GPSの再捕捉は距離のズレ対策に有効な手段であると言えます。

“GPS再捕捉で距離表示を正しくし、ナイスショットを!

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