特性を活かした攻め方を

2020年6月24日 カテゴリー:よもやまばなし

ゴルフでは状況に応じてクラブを使い分けますが、カメラにおけるレンズ選択も同じようなものです。
レンズにはそれぞれ特性があり、広角・標準・望遠と大きく分けて3つに分類されます。
被写体を撮るのに、特性を理解しつつ攻略する必要があります。

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ここは横浜ベイブリッジの橋下、釣り人がいつもちらほらといる場所です。
ここから煽り気味にベイブリッジを狙います。
いわゆる、定番の構図です。

私はズームレンズをあまり使わないので、この時の手持ちのレンズは20mm・28mm・40mmと、3本の単焦点レンズです。

まずは超広角の20mmを使って撮影。

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通常より広く撮れるのが広角の大きな特徴ですが、もう1つ端(手前)を大きく、中央(遠く)が小さく写ります。
せっかくの美しい塔の部分が小さくなってしまい、迫力不足ですね。

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ただ、月と一緒に写ったり、それ以外の情報を取り込むには便利な画角ではあります。

次は28mm。
この画角は、iPhoneのカメラと同じ画角になるので、なんとなくイメージが付きやすいかもしれません。

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標準よりやや広角寄り、橋と塔のバランスも良く、20mmよりも迫力が出たかなと思います。

最後に40mm。
この画角だと同じ場所では収まりきらないので、下がれる所まで下がって撮影です。

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40mmは標準レンズですので、割と見たまんまの景色が切り取れます。
塔が1番大きく撮れていますが、全体的に単調で面白みに欠けるかなという印象です。

せっかく遠近感を活かせる場所で撮れるなら、この3本では28mmが1番ベストかなと思いました!
ゴルフと違って撮り直しがきくので、納得いくまでできるという強みはあります。

使用レンズが決まったので、あとは左下の光芒(光のトゲトゲ)が主張しているので、ここが欠けないように、右下にみなとみらいの夜景が入るように微調整して終わりです。
レンズ選択が決まれば、あとは詰めるだけですね!

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良い感じに収まったと思います!

余談ですが、ここでは使っていない望遠レンズの話。
望遠は圧縮効果といって、遠くの背景が迫って空間がギュッと圧縮されるように映る特徴があります。

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例として、アクアライン越しの富士山の写真を。
これは千葉県の袖ケ浦海岸から、望遠(400mm)で撮ったものです。
空気が澄んでいると、綺麗に富士山が見える場所ですが、ちょっとでも霞んでいると見えなくなります。
この撮影場所からアクアラインまでは直線距離で約5キロですが、富士山までは約110キロもあります。
この距離をギュッと圧縮しているわけです。
商店街を行き交う人をギュッと詰め込んで、混雑しているように見せるのも容易ですよね。

情報を理解すれば攻め方が決まりやすいですが、そういった意味ではグリーンアンジュレーション表示のある『ザ・ゴルフウォッチ A1-II』は、みなさんの迷いを消し、攻略のイメージがしやすくなるのではないかと思います。
狙いを定め、そこに落とし込むためのクラブ選択に是非お役立てください!

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