ある人は言う「パターは真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す」、別の人は言う「パターもインサイドインでする」。どちらが正しいのでしょうか?
言葉の持つ曖昧さ故の違いはあっても、実は同じことを言おうとしているのです。
それは、”パッティング プレーンに沿ってオンプレーンでパッティングする”ということです。
■ パッティング プレーンって何?
中学の幾何で学んだように、2つの平面は直線で交わります。地面と交わる直線がパッティングの目標ラインとなる平面が正しいパッティング プレーンです。平面の交わる角度は、垂直に近い角度でも、もっと寝た角度でも、自分がプレーンに乗せて動かしやすい角度を選択します。
■ オンプレーンなパッティングって何?
ヘッドのフェース面がプレーンと垂直を保って、インパクト時に最下点となるアークをプレーン上で描くことです。アークの径の大きさは、その人のパッティングスタイルとして適したものを選べます。
もし、パッティング プレーンが地面に垂直なら、最初の疑問は出ません。目標ライン上に、地面に垂直に立つ面がパッティング プレーンになるからです。この場合、インサイドインは直線になります。パッティングはシンプルで楽になります。
しかし、R&Aのゴルフルールでは、ヘッドに対して垂直から10度以上シャフトを傾ける必要があり、上記のような垂直なパッティング プレーンは実現できません。
パッティング プレーンは傾いているのですから、真上から見れば、そのアークはインサイドインに見えます。インサイドインとは、オンプレーン パッティングの結果として起きる軌道です。一方、そのプレーン上で見ると、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すことになります(プレーン上を動かすと同意語です)。ここで重要なことは、パッティングアークがプレーン上を動くだけではなく、フェース面がプレーンに垂直に維持されている事です。これがオンプレーンなパッティングです。
パッティングしながら、オンプレーンなパッティングか否かの判断をすることは、極めて難しいことです。
レーザーコーチは、それを一目瞭然に示すことができます。マレットタイプでも、ピン型でも、L型でも、この効果は同じです。
レーザーコーチ パッティングを正しく取り付ければ、レーザーのラインはボールにインパクトするときのフェースの向き(目標方向)を示しています。また、インパクトの前後でオンプレーンのパッティングができていれば、レーザーのラインはこの目標方向と一致したラインを示します(レーザーのラインは、フェース面が正しく保持されていれば、パッティング プレーンと地面の交わりを示しています)。パッティング プレーンの傾きが大きい人も、小さい人も。パッティングアークの径が大きい人も小さい人も、オンプレーンのパッティングができていれば、レーザーラインは目標方向ラインに一致します。
プロのパッティングのレーザー軌跡とアマチュアの軌跡を比べると、プロは、パッティングの後、アマチュアより、より長く目標方向を示しています(より長くオンプレーン パッティングをしている)ことが分かります。即ち、アドレスしたパッティング方向に、より安定してスイングできる動きをしていることを示しています(長い物差しは、短い物差しより、正しい方向に向けやすい)。
さあ、レーザーコーチで、オンプレーン パッティングを身に付けましょう。