ザ・ゴルフウォッチ プレミアムは、2012年7月に衝撃的なデビューを果たした初代ゴルフウォッチからは、ザ・ゴルフウォッチmk2に続く3世代目になります。
途中で、ザ・ゴルフウォッチ スマートやスポルト等の特徴あるゴルフウォッチ製品も発表していますが、設計を踏襲したシリーズとしては3世代目です。
ザ・ゴルフウォッチmk2は、初代のザ・ゴルフウォッチを進化させた製品で、その完成度の高さから、高いご評価を頂いたのは関係者一同大変な励みになっております。
ザ・ゴルフウォッチmk2のユーザからの声で要望が多かったのは、「厚さを薄くして欲しい」と「カラー表示にして欲しい」でした。
カラー液晶にすれば、コースレイアウトの表示も可能になります。技術の進歩により、明るい日光の下でも良く見える低消費電力のカラー液晶も妥当な価格になり、昨年春に開発にGOをかけました。
開発に当たり、より便利な機能の追加は当然として、最も拘った一つは、GPS精度です。
採用するGPSチップの選択も重要ですが、アンテナの選択が最も重要になります。時計型のGPS機器の場合、時計としての見栄えデザインを重要視するあまり、アンテナの性能を犠牲にしてもより小さくする傾向があります。
しかし、他のアウトドア用のGPSスポーツ時計との大きな違いは、ユーザの精度に対する目が大変厳しいことです。距離測定という使用目的を考えれば当然のことですね。
今回、当初計画から発売が遅れたのは、GPS受信性能試験の結果から、アンテナのサイズや搭載方式を大幅に変えたことによります。初期の設計でも、GPS電波の受信条件さえ良ければ良い結果が得られるのですが、GPS電波の条件が悪くなると急速に性能が落ちます。
一般消費者向け製品は、使われ方が想定から多少ずれても機能性能をできる限り維持することが重要です。要は設計マージンをできる限り大きく持つことです。営業的な視点ではこれは余り歓迎されませんが……。
ザ・ゴルフウォッチ プレミアムはシリーズで最も大きな最も高性能なアンテナを搭載しました。
また、GPSチップも全面的に見直しました。これまで通り実績ある米国製のGPSチップを採用した方が安全との意見もありましたが、ゴルフに特化したカスタマイズを共同で進めることと将来に向けての機能性能向上の余地に期待し、国産のGPSチップを採用しました。
もう一つの拘りは、PCが無くても、コースデータの更新やスコア管理が全てスマートフォンと接続してできるようにしたことです。
これまで、時には、ユーザのお叱りを受けたり、ご不便をおかけしたりしましたが、グリーンオンはユーザの声を受け止め、ユーザと共に製品の改良を進め製品を育ててきました。
この、ザ・ゴルフウォッチ プレミアムも、ゴルフウォッチのスタンダードとして、長く皆様に愛されるように、常に改良改善を進めていく所存です。
末永