ノルウェイの森

2022年7月13日 カテゴリー:よもやまばなし

古本屋さんでうれしい買い物をしました。
私は作家の中でもの村上春樹さんのファン。(ハルキストと呼ぶのだそうです)
「ノルウェイの森」単行本の上下巻を買いました。
今から35年前の1987年発売、現在では世界50カ国以上で翻訳されている大ベストセラーです。

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文庫本バージョンを持っているにもかかわらず、状態が良かったので買いました。
当時まだ小学生だった私は、この赤と緑がセンセーショナルに感じ、爆売れしているニュース映像を今でも覚えています。
大人になってファンになり、私が買おうとした時はすでに文庫本版しかありませんでした。
買った理由は他にもあります。
何が”うれしい”って、ここが一番のポイントですが、なんと「初版本」でした!

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累計1,000万部以上発行されている、大大大ベストセラーのその初版です。上下巻ともに。知ったときは興奮しました。笑
Wikipediaによると、爆売れしていた時の”帯”はゴールドだったようで、それはご本人の好みではなかったとのこと。今回はゴールドではない貴重な初期の帯付きでした。

村上春樹らしからぬ帯だなぁと思いましたが、どうやら本人が帯の文言を決めたのだとか。
1987年当時、まだベストセラー作家になる前の時代の話で、さらに表示金額に消費税が入っていないところに時代を感じます。

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実際に読み始めてみると、フォントの大きさ、印刷の具合になんとなく読みにくさを感じました。
最近の本と比べると違いがわかります。今は読みやすいフォントになっています。
左が1987年発売「ノルウェイの森」
右が2013年発売「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、

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数えてみると1ページに載っている文字数は変わらないのですが、一行あたりの文字数を減らし、行数を増やして調整することで、文字を大きくしているようです。

「ノルウェイの森」は、37歳のワタナベという男性が、自分の20歳頃の恋愛を思い出すところから始まります。
久しぶりに読んで驚きましたが、いつの間にか登場人物が全員年下になっていました!

しかも、これを書いた村上春樹さんも当時30代ということで、同じく年下です。
読み直すと昔とは、自分自身の感覚が大きく違っており、変化を感じました。
私が感受性豊かな20代で出会っていたから、意味があった本なんだと今となっては思います。

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今回単行本で初めて、文庫本版には載っていない”あとがき”を読むことができ、この本が誰のために書かれたのかを知りました。改めていろいろ感じましたが、この2冊は大切な宝物になりました。

さて、グリーンオンも村上春樹さんのように長く愛されるブランドでありたいと思います。
お買い上げいただいたゴルフウォッチも、宝物のように大切に扱ってもらえたらとてもうれしいです!

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