こんにちは。秋たけなわですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
秋といえば、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋…などなど色々とありますが、最近私は「学問とユーモアの秋」を楽しんでみようと、東京ドームシティにて開かれている「イグ・ノーベル賞の世界展」に足を運んでみました。
イグ・ノーベル賞(Ig Nobel prize)とは、1991年に創設されたノーベル賞のパロディーです。英語のignoble(下劣、下品、不名誉などの意味)とノーベル賞(Nobel prize)に掛けた名前ですが、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」や風変わりな研究、社会的事件やインパクトを与えた製品の発明に対して与えられる賞です。毎年10人(グループ)に与えられており、日本からも12年連続で受賞者が出ています。
私が気になった研究や製品を以下に分類しつつまとめますと、
【人間以外の生物の心理の探求、あるいはコミュニケーション】
以下のように、これに該当する研究が多く受賞していたように感じました。異種間の理解、コミュニケーションは人類にとって永遠のテーマなのかもしれません。
- バウリンガル(2002年 平和賞)
犬の吠え声を日本語に翻訳する夢のツール。
- ニワトリは美人を好む(2003年 学際研究賞)
種が違っても美醜の基準はそれほど変わりはないようです。 - バッタは映画「スターウォーズ」を見ると興奮する(2005年 平和賞)
そういえばストーム・トルーパーは何となく昆虫に雰囲気が近いですね。 - 名前を付けられた牛の方が名無しの牛よりも牛乳の分泌量が多い(2006年 獣医学賞)
名前を付けて呼ぶことは種を超えた愛情表現なのです。 - 心臓移植を受けたマウスに音楽を聞かせた効果の評価・検証(2013年 医学賞)
オペラ「椿姫」を聞かせたマウスが最も長く生きたようです。
【自分自身を研究または観察の対象としたもの】
体を張ってます。
- 対グリズリー防護スーツ(1998年 安全工学賞)
熊と闘うスーツを開発し、自らテストを行ったようです…。 - 34年間自分の食事を撮影し、食べたものによる脳や体への影響の分析を継続(2005年 栄養学賞)
日本が誇る発明家、ドクター中松こと中松義郎さんが受賞。継続は力なりですね。 - 痛みの相対評価「シュミット指数」(2015年 生理学および昆虫学賞)
ミツバチに刺された痛みを1(基準)として、78種類の虫に刺された痛みを評価、ランク付けしたようです…。
- 座った姿勢で大腸の内視鏡検査を行うと苦痛が少ないことを自ら実証(2018年 医学教育賞)
日本の医師、堀内朗さんが受賞。今年の受賞です。自分で行うと苦痛が和らぐような気がします。
【社会的事件に対する皮肉】
風刺が効いてます。
- たまごっちブーム(1997年 経済学賞)
「数百万人分の労働時間を仮想ペットの育成に費やさせた」ことについての受賞。
- ジンバブエドルのハイパーインフレ(2009年 数学賞)
民衆を天文学的数字の計算に親しませたとのことでジンバブエ銀行総裁が受賞。経済学賞ではなく数学賞です。
通貨としては2015年に廃止されましたが、最終的なレートは約300兆ドル=1円だったそうです…。
【インパクトを与えた製品】
あんなイノベーションやこんなイノベーションも。
- カラオケ(2004年 平和賞)
「飲みニケーション」の必須アイテムとも言えるカラオケも受賞しています。受賞理由は「人々が互いに寛容になる新しい手段を提供した」こと。 - 逃げ出して隠れる目覚まし時計(2005年 経済学賞)
二輪走行ロボットに目覚まし時計を付けたもの。布団から出ないとアラームを止められないので二度寝防止に良さそうです。
- わさび警報器(2011年 化学賞)
山葵の刺激臭で警報を出す警報器。耳の不自由な方にも異常を知らせますが、催涙ガスにもなってしまいそうな気がします。
「イグ・ノーベル賞の世界展」は11月4日(日)まで東京ドームシティにて開催しています。興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
さて、グリーンオン製品の中で私が個人的にイグ・ノーベル賞に最も近そうだと思っているのが「レーザーコーチ パッティング」です。
パターをまっすぐ振る軌跡を視覚化することで自分自身の癖と振るべき方向が丸見えとなります。水平より上に向けるとレーザーの照射を停止するので安全面でも安心!
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