GPSキャディー講座 – 4. グリーンオンのゴルフ場コースデータ

  ゴルフ場のコースデータは、カーナビの道路地図とは異なり、デジタルデータが一般に販売・提供されていないため、(株)MASAで作成しています。コースデータの更新修正をタイムリーに責任を持って行うためにも、自社でコースデータの作成と維持管理を行っています。ゴルフ場のコースデータの作成方法には、次の3通りがあります。
(1) ゴルフ場 でGPS受信機を用いて位置情報の測定をする。
(2) 航空写真や衛星写真を用いて、位置情報を算出する。
(3) ユーザがグリーンオンのコースデータ作成機能を用いて作成する。

コースデータの例

  より多くのゴルフ場をより早くデータ生成するためには、方法(2)が基本になります。しかし、航空写真の取得時期以降にコースの改修が行われた場合や、航空写真が真上ではなく斜めから撮影されてことによる歪みの補正(オルソ処理)が不十分な場合には、実際の位置との誤差が生じます。この場合には、(1)の方法で、実際にゴルフコースで位置の測定をする必要があります。コースデータでの測定には、当然のことながら、ゴルフ場のご了解を頂いて行います。

  (1)及び(2)の方法以外に、グリーンオンユーザの方がグリーンオンのコースデータ作成機能を用いて位置情報が取得されたゴルフコースもあります。シンガポールやタイのコースの多くはこの方法で取得された位置情報に基づき作成されています。また、プレイ中にデータに誤差があると思われたユーザが、そのポイントで位置を記録(エンターキーを押す。飛距離測定の時にその位置を記録する機能を使う)し、メールで送っていただく場合もあります。距離の測定誤差に関してのお問い合わせを時々頂きますが、このように位置情報をお送りいただくと、位置誤差の原因解析を効率的に進めることが出来ます。