落語会が恋しい

2020年7月29日 カテゴリー:よもやまばなし

東京の梅雨明けはいつでしょうか。待ち遠しいです。
これから夏がやってきますが、今年はいつもの夏と風景が違いそうですね。

この頃は、自分の趣味である大好きな落語会に全く行けていません。
寄席も入場人数を規制するなど対策を取って、一部で再開しましたが、まだ行く気にはなれず、足を運んでいません。

ところでみなさん、寄席について、どこまでご存じですか?

「寄席(よせ)」ってそもそも何?ということですが、落語や講談が見られる、演芸場のことです。

東京には寄席が4か所あります。

・新宿末廣亭
・上野鈴本演芸場
・浅草演芸ホール
・池袋演芸場

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基本的に、事前にチケットを取る必要はなく、ふらっと行けばOK。いつでも見られていつでも帰れます。昼から夜まで(だいたい11時~21時)、一日中楽しめます。
持ち時間が一人15~20分程度で、次々と演者が入れ替わり、トリが50分ほどしゃべって締めます。

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ここで、1年365日=毎日、落語が聞けるというのが基本でした。ところが、この状況になり、寄席が2ヶ月間クローズしました。
第二次世界大戦中の戦時下でも、毎日やっていたという寄席。これが閉まったということで、噺家さんたちも、かなりショックだったようです。

一方で、落語が生で聞ける場所については、寄席以外に「ホール落語」というものがあります。

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これは、一般的な「ホール」で開催される落語会のことです。出演は2~4人程度なので、寄席よりも、持ち時間が長く、1人だけの場合には「独演会」となり、たっぷり楽しめます。
このホール落語も、寄席と同様、3月以降次々にキャンセルとなり、やがてすべて中止になりました。

ある噺家さんがおっしゃっていました。
「落語こそ不要不急だからね。完全に復活するのは最後になるでしょう」と。

ということで、落語ができる場所を求めた噺家さんたちが、一部でYouTubeや有料のオンライン落語会を4月から始め、今では新しい落語の楽しみ方が定着しつつあります。

普通の寄席や落語会では絶対にありえない、質問に答えるコーナーや、大喜利のコーナー、対談やフリートークなどもあり、これも楽しい!と思ったのですが、やはり生の落語が恋しい。

実際に生で聞く落語と、オンラインで見る落語と何が違うのかと考えたら、私にとっての違いは、「一体感」でした。

知らない人たちと、その場で一斉に笑う一体感。その場の空気を一緒に感じる気持ち。ライブ感。
人情噺でシリアスな場面では、空気が張り詰め、時が止まったように感じる瞬間もあります。
そういったものが、映像だとやはり足りないと思ってしまうのです。

まだ当分味わえないかと思うと寂しいですが、代わりに書籍でも落語を楽しんでいます。

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落語関連の本は増える一方で、こんなに落語にハマるとは!落語を知らなかった数年前の自分に教えてあげたいものです(笑)

しゃべりが面白い人たちの本なので、活字でも本当に面白い。これでしばらくは楽しみたいと思います。


さて、グリーンオンの新製品「ザ・ゴルフウォッチ ノルムII」が今月発売されました。
前回のノルムよりも、さらに進化しての登場で、本当におススメです。
新しいゴルフライフのお供に、ぜひどうぞ。

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