等々力渓谷

2020年3月25日 カテゴリー:よもやまばなし

三月も春分の日を過ぎて、春本番となりました。
テレビの天気予報の後に桜の開花・満開予想を放送されるようになり、クリーニング店においてもダウンやニットなど厚手の衣類が対象の割引サービスが始まりましたね。
今回は、このような季節の都内23区内唯一の渓谷である等々力渓谷(世田谷区)をご紹介しましょう。

その場所は、東急渋谷駅の田園都市線で二子玉川で大井町線に乗り換えて、2駅の等々力駅が最寄り駅です。
下車して後方の改札を出て、南口より右手に曲がるとまたすぐ左に曲がると右手にスーパーの成城石井が見え、その店舗を過ぎて右手に曲がります。
駅から約3分程度で等々力渓谷に入口に到着します。

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「等々力渓谷とは?」

等々力渓谷は、国分寺崖線(ハケ)の最南端に位置する約1キロメートルの都区内唯一の渓谷です。
谷沢川が国分寺崖線に切れ込んで浸食したもので、大地と谷との標高差は約10メートルあります。
渓谷の斜面には、武蔵野の代表的な樹木である、欅をはじめとした、シラカシ、コナラ、ヤマザクラ、イロハカエデなどのほか、常緑シダのような湿性植物が繁茂していて、渓谷内の至る所で湧水の見られます。

玉川全円耕地整理組合が、昭和5年から13年にかけて谷沢川の道路を整備して小径を設けるまでは、不動の滝からゴルフ橋に至る渓谷内は殆ど人の立ち入ることも稀でした。
雉などの鳥類や、イタチ、キツネといった小獣類、各種昆虫類の宝庫でもありました。

都区内とは感じれれないほどの鬱蒼とした樹林と渓谷美は、幽邃な景観を呈して、武蔵野の面影をよく残しています。
東京を代表する自然地理的名勝でもあり、植生学、地質学および地形学上重要な場所です。

それでは、10余りの施設等中から幾つかの見所を、順を追って紹介します。

「ゴルフ橋」
東急大井町線の等々力駅近く、等々力渓谷入口にある橋は、「ゴルフ橋」と呼ばれています。
これは、昭和初めのころ、旧下野毛に東急電鉄が開発した約8ヘクタールの広大なゴルフ場があったことに由来しています。
現在の橋は昭和36年(1961年)に架けられたアーチ鋼橋ですが、それ以前は木橋でした。

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「地質」
等々力渓谷は、武蔵野台地の南端に位置しています。この大地面を侵食して形成された開析谷です。
武蔵野台地を特徴づける地層断面がよく観察できる箇所があります。
地質分布状況は、下から、大地の基盤である上総層群の高津互層(泥岩層)、その上に堆積する渋谷粘土層、武蔵野粘土層、東京軽石層、ローム層(武蔵野ローム層、立川ローム層)の順にほぼ水平に堆積しています。
また、渋谷粘土層と武蔵野礫層のあいだからは、湧水が多く見られます。

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「渓谷の水、湧水」
等々力渓谷を構成する谷沢川は、現在の上用賀6丁目付近を水源として、用賀・中町を貫流します。
そして等々力駅付近から渓谷の様相を呈しはじめ、渓谷内で不動の滝も合流し、その後一部が六郷陽水(丸子川)へ、残りは多摩川へと流れていきます。

この谷沢川には、平成6年(1994年)より仙川浄化施設からの導水が始まり、水質の改善が行われました。
また、等々力渓谷には、30か所以上の湧水が発生し、一部には窪地に集まって湿地を形成しています。
谷沢川の水質は、ゴルフ場からの下流に行くにしたがって改善され、この谷沢川に流れ込む湧水が、水質や水量をの維持に大きく寄与していることがうかがえます。
等々力渓谷の湧水は、東京都より平成15年(2003年)に「東京の名湧水57選」に選定されています。

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「植生」
等々力渓谷の植生は、武蔵野台地の崖線の潜在自然植生と考えられる、シラカシ群集、欅亜群集であり、大径木を主体とした樹林地が渓谷の斜面に沿って連続しています。
崖線の斜面部分には、主としてシラカシや欅、ムクノキが斜面地上部や台地面にはイヌシデやコナラが多く分布しています。
また、湧水が流下する緩斜面にはセキショウ草地が見られ、湧水がとどまる場所には湿性植物が点在しています。

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