「花入」作り体験

2020年2月19日 カテゴリー:よもやまばなし

暖かい日が続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

梅の蕾もだいぶほころび、場所によってはもう満開です。

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先日、茶室でお花を飾る竹製の「花入」作りの体験をしてきました。
竹製の花入といえば、豊臣秀吉の小田原城攻めに同行した千利休が伊豆の韮山の竹で作った三種の花入が有名です。
シンプルな「尺八」、一重切の「園城寺」、二重切の「夜長」。
写真は「園城寺」で、東京国立博物館より写真をお借りしました。

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今回作ったのは、床柱などに掛けて使う小振りな「掛花入」です。
本来は掛けて使用しますが、置いても使えるような素材を選んでみました。

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では、制作開始です!花を入れる「窓」の部分を開けるべく、削っていきます。
結構簡単で、あっという間に出来上がっていきます。

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あっさり出来上がってしまいましたので、追加でもう一つ作りました。
今度は節が多く、少々変わった素材を選んでみました。(写真左側)

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早速使ってみました。冬の炉の季節の代表的な茶花、「椿」を入れました。
(夏の風炉の季節の代表的な花は「木槿」です。)
茶花は「活ける」ではなく「入れる」と言います。
そして入れ方は「野にあるが如く」入れるように、と表現されます。

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「野にあるが如く」とは言いますが、それでもやはりバランスなどはセンスが要りますので、数を重ねて磨いていく必要をひしひしと感じます。(汗)

また、色々とルールがあり、椿の花は小輪の侘助系椿以外は蕾の状態で使う、花の数、葉の数は奇数であったり、花入を床に置く時は畳床の場合は花入の下に薄板を敷く必要があり(※)、その薄板も花入の格に合わせて選ばなければいけません。
※花籠花入の場合は畳床でも薄板は要りません。

もし茶会や茶事に行かれることがありましたら、お茶やお菓子だけでなく、せっかくなので花入も含め他のお道具やお軸なども楽しんでみてください。


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