5. 何故、ティー(Tee)と呼ぶ?

2010年10月28日 カテゴリー:The 19th Hole - Column

最初に明文化されたゴルフルールは、記録にある限り、1744年に、Gentlemen Golfers of Leith クラブが最初のゴルフ競技会を開催するに際し、Duncan Fobes が草案したものと言われています。そのルールは13の規定からなっています。

ルール1は、前のホールから1クラブ長以内にティー(Tee)しなければならない。

ルール2は、ティー(Tee)はグランド(地面)上でなければならない。

と規定しています。

Teeの語源はケルト語でhouse(家)を意味する“tigh”です。tee/houseはスコットランドで行われていた氷上のゲームであるカーリングのtee/house(色を塗られた円)と関係しています。ゴルフのショットを始める場所は、ルール1にあるように前のホールを中心にした1クラブ長の円内です。まさにカーリングのtee/houseの形です。ゴルフのショットエリアをteeと呼んだのも頷けます。但し、カーリングのteeはゲームの目標エリアであるのに対し、ゴルフではスタートエリアになります。因みに、カーリングのスタートエリアはhog lineと呼ばれます。

Teeをするエリアは、時代と共に前のホールから1クラブ長が2~4クラブ長に変わっていきますが、現在のように、teeをする場所が別のエリアに定められるようになったのは、19世紀の後半のSt. Andrewsが始まりです。

 

当時は、tee は砂を積み上げて作られました。そのため、サンドボックスが置かれ、teeを作った汚れた手を洗うための水とタオルが用意されました。現在では、サンドボックスは、ショット後のデボットを埋めるため、水とタオルはボールを拭くために使われているのは面白い対比です。

19世紀の終わりから20世紀の初めにかけて、ゴムやコルクで出来た再利用できるteeが出始めました。これらは、地面に置いて使う形で、現在のように地面に刺して使う形は1892年に英国人 Percy Ellisが発明した”Perfectum.”という商品が始まりです。然しながら、依然として砂を積み上げたteeを使う人が多く、teeが商品として広がったのは、1921年に”Reddy Tee,”が売り出されたからです。面白いことに、teeの発明者には歯医者が多く、Reddy Teeも米国の歯医者Dr. William Lowell, Srの発明です。改めてteeを見ると、なんとなく歯根に似ているのは偶然でしょうか。

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