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ゴルフ場にやさしいティーの話(第一回)

株式会社MASAの責任者末永です。
今回は弊社のエコな取り組みについてお話します。

皆さんはどんなティーを使っていますか。ティーなら何でも良いと言う人、こだわりのある人と様々と思います。どの道なら、ゴルフ場にやさしい、環境に優しい物を使いたいですね。出来れば、リサイクル資源の物がいいですね。石油系のプラスチックで作ったものは、環境にも資源的にも良いとは言えません。ゴルフ場でも、機械に絡まり困っているようです。

そんな目で、販売されているティーを見ると、バイオマスや生分解性を謳ったプラスチックティーが既に幾つか販売されています。バイオマスとは、簡単に言えば、植物を原料にしたもので、最も利用されているのはトウモロコシです。ガソリン値上がりの時に、トウモロコシで作ったガソリンが話題になりましたね。でも、食物のトウモロコシを使うのは世界で飢餓の人が多くいる状況を考えると抵抗があります。生分解性プラスチックとは、土中や水中の微生物により分解され最終的に水と二酸化炭素になる環境に優しいプラスチックです。

ゴルフ場の間伐材や刈り取った芝を主な原料(バイオマス)にして100%生分解性のティーが出来たら、そのティーはゴルフ場の中でリサイクルすることになります。考えただけでも面白いですね。

でも、考えただけではやっぱり面白くない。実現してこそ面白い。

先ずは、市販されている生分解プラスチックを謳ったティーを調べました(殆どの物は輸入品)。簡単な試験として、燃やしてみると朦々と黒煙が出ます。シンナーに入れて暫く経つと溶けてしまいます。これは、明らかに石油系プラスチック(ABS樹脂)の特長です。バイオマスや生分解性を謳っていますが、極めて部分的なものと推測されます。

それでは、安心の国産で実現できないかと調べました。間伐材を使った生分解性プラスチックを作っている所は全国に幾つかあります。製品を取り寄せて調べましたが、実用的なティーにするのは難しいと思われ、半ばあきらめている時に、ある会社と出会いました。

その会社は、10年前から、間伐材を原料にした木質プラスチック(モクチック)を作っています。その会社の会長は大変なゴルフ好きで、エージシュートも何回か達成している方で、共同でゴルフティーを開発することになりました。

グリーンオンハートティー拡大
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そうして出来上がったのがハートティーです。ゴルフ場にやさしい、国産の、真の、生分解性ゴルフティーです。希望するゴルフ場には、そのゴルフ場で刈り取った芝からハートティーを作る計画です。

賛同するゴルフ場、企業、そしてゴルファーが増えることを望みます。

考えただけでも面白い。実現すればもっと面白い。

グリーンオンハートティー
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