花賛歌

2019年4月10日 カテゴリー:よもやまばなし

草月いけばな展に行ってきました。

今回が第100回ということで、いつもよりも見ごたえがあったような気がします。

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今回は入口から幻想的な雰囲気です。

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薄暗い通路の両脇の、竹で作られた大きなトンネルの中に花が生けられています。

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普通の(?)作品も、他の流派に比べて「モダン」というか、造形が面白いものが多く感じます。また、多分光と影も造形の一部として有効活用されているように思います。

あと、他ではあまり見ない気がするのですが、使っている花材の説明が入っているのも嬉しいです。あまりにも珍しい素材が多すぎるせいかもしれませんが・・・

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花器が目立たない(?)作品が多いのも特徴でしょうか?

というか、こんな驚くような作品も・・・

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ほぼ「土」?!!

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左の作品はドラセナと寒天(!)でできているそうです。(つまり、作品の大半の白い部分が寒天ということですね!)

右の作品も、ほぼすべてが毛糸玉のようです(結構大きな作品です)!

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こちらも、なんとも面白い作品ですが、よく見ると(写真をクリックして拡大してみてください)、細かな花が隠れています!

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今回一番面白かったのはこれかな?(とは言いつつも、すごい作品だらけで優劣つけ難いのですが・・・)

拡大してもらうとわかりますが、大きな半球の中に水が入っており、何かが沢山浮いています。これ、コンタクトレンズだそうです!!

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そして、これが効果的に配置された照明に照らされて、写真ではとても伝えきれないほど、とても幻想的に見えていました。

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こちらも下の方を拡大してみるとわかりますが、鋤(すき)をイメージした作品ですね。

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もう、ここまで見てくると、こんな作品(針金ハンガーです!)が「普通」に見えてきます。

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こちらの作品になると、巨大な「物体」は発泡スチロールだそうですが、花はどこかというと、下の方を拡大してみると、こんなところに!・・・

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こちらはおしゃれなオブジェという感じでしょうか?拡大してみるとメガネです!おしゃれなメガネ屋さんのディプレイにあっても驚かないような感じですね!

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実は今回一番気に入ったのは、こちらだったりします。お家元の作品です。他の驚くような作品と比べて、すごく普通に「花器に花を生けた」作品なんですが、花器自体と花の組み合わせ全体で可愛らしい作品になっています。

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こちらも、お家元の作品で、上だけでなく、拡大してみると花器の中にも花がいっぱい!

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「水もいけるというのが、草月の花である」だそうで、こんな感じで水盤に生けられた花でいっぱいの部屋もありました。拡大してみると、水の上に花びらがきれいに浮かべてあります。

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こちら、ボール状に固めた土を半分に割ったような??・・・拡大してみると、真ん中のところだけ発芽しています。黒豆だそうです。

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こちらも、一見するとシンプルな作品なんですが、よく見ると葉っぱに人工的な穴が空いています。角度を変えて見ると・・・

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こちらは普通に「お花」と思いきや・・・拡大してみると、上の方にいっぱいついているのは五円玉ですね。よく見ると、下に敷いているのも古地図のようです。銭形平次?!

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これも、なにやらサソリをイメージするようなオブジェが・・・上の方を拡大してみると、なんとオーディオケーブルです!さり気なく細く赤い線が混じっているのは水引だそうですが、アクセントが効いていますね。

他の流派の展覧会にも、これらのような「珍しい」作品が混じっていることもあるのですが、大半は普通に花瓶に花が生けられている、まさに「華道」のイメージ通りの作品が多いと思います。草月がすごいと思うのは、「大半がこういう感じ」というところでしょうか?そういうところが大好きです。

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