こんにちは。気が付けば2月ももう下旬。
まだ寒い日がありますが、少しずつ春の足音が聞こえてきている気がします。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、私は美術館や博物館が好きでよく行くのですが、その中でも昨年の11月から展示されていた国宝の刀剣「童子切安綱」が先週の日曜日で展示終了とのことで、見納めとして東京国立博物館へ行ってきました。
入口には本日の展示についての案内が掲示されています。
限られた期間のみ展示される国宝なので、ここにも「童子切安綱」の名前と写真が載っていますね。
目的の展示室に行くまでに色々な展示を見て回りましたが、刀剣の展示室だけ人が多かったです。
展示期間がもうすぐ終了することと、同時開催の特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」を見た方がこちらの展示も見に来ていたのでしょう。
人がいなくなるのを待って、いざ拝見。
間近で見た時の感動といったら、もう言葉にできません。
平安時代に作られて生まれたものが1000年近く経ったこの現代にもそのまま形を残しているという事実に、とてもロマンを感じてしまいます。
そして美しいです。個人的な感覚ですが、平安時代の刀剣は本当に細くしなやかで、美しいものが多い気がします。
実はこの刀剣、数年前にも展示されていたのですが、その当時も何度も通っては美しさに溜息をもらしていました(笑)。
ちなみに、童子切安綱を簡単に説明すると、平安時代の刀工・安綱が作った日本刀(太刀)で平安時代後期に作られたと言われており、さらに天下五剣の一つで「日本刀の東西の両横綱」と称される最も優れた名刀と言われているすごい刀剣なのです。
また、源頼光が酒呑童子という鬼の首を切り落としたという伝説(これが「童子切」の由来と言われています)や、夜泣きが収まらないときにこの刀剣を枕元に置いたらたちどころに夜泣きが止んだ、江戸時代に試し斬りの達人が6人の罪人の死体を積み重ねてこの刀剣を振り下ろしたところ6つの死体を切断しただけではなく刃が土台まで達した、というように逸話が多くある刀剣なのです。
なお、刀剣なんて分からない!と言う方でも、東京国立博物館の刀剣展示室には刀剣の各名称や説明のパネルもあります。
今回の展示は終了してしまいましたが、今回もやはりもう一度順路を回って鑑賞してしまうくらい引き寄せられる刀剣でした。
東京国立博物館の公式ブログにも童子切安綱の記事が載っていますので、是非見てみてください。
なお、東京国立博物館の建物自体が重要文化財になっているため、展示室と展示室の間にはこんなスペースがあったりもするのです。
何となくですが、ここにイスやテーブルを置いたら明治時代などに要人が会議していた部屋のような雰囲気になりそうだと思いませんか?
この部屋の隅には黒電話もあります。
このほかにも、博物館の展示を見ているとまさにタイムスリップしたようで、昔から変わらないもの、現在は形を変えて残っているものの原型などを鑑賞しながら、いい一日を過ごすことができました。
気分転換にもなると思うので、普段足を運ばない方も行ってみてはいかがですか?
気分転換といえば、レーザーコーチパッティングでいつものパター練習を変えてみるのはどうでしょう?
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